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上中里医院

糖尿病

HbA1c数値・血糖値が高いDiabetes

日本では糖尿病の患者さんが720万人いると報告されており、糖尿病が原因で13,669人の方がなくなっています(平成26年度調査)。糖尿病は、初期段階では自覚症状がなく、徐々に進行し重篤な合併症を引き起こすので早期発見・治療が重要な疾患です。

健康診断などでHbA1cの数値が高い(≧6.5%)と言われたら、一度当院を受診してください。

HbA1cとは

HbA1cは健康診断の検査項目の1つで、ヘモグロビン・エー・ワン・シーと読みます。糖尿病のリスクを判別する数値です。ヘモグロビンは、赤血球を構成しているたんぱく質で、血液中に含まれ、肺から酸素を受け取って全身に酸素を運ぶ働きをしています。ヘモグロビンは、血液中の糖分とも結合しやすく、その中でもブドウ糖と結合したものをHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)と言います。

血糖値と何が違うの?

一般的に糖尿病の検査では、血糖値の数値を測定すると認識されていると思います。HbA1cの数値と血糖値の違いは、血糖値の測定では、直近の食事や運動量によって短期的に数値が上昇したり、下降したりするので測定するタイミングによって血糖値には大きな差が出てしまいますが、HbA1cの数値は、採血時から遡って1~2ヶ月間の血糖値の平均値と相関していることが報告されており、食事や運動に関係なく平均的な血糖状態を示す数値として利用されています。

HbA1cの正常な数値とは

日本糖尿病学会の糖尿病治療ガイドラインでは、

正常値 4.6~6.2%
糖尿病の可能性が否定できない 6.0~6.4%
糖尿病が強く疑われる 6.5%以上

となっています。

HbA1cの数値が6.5%以上だった場合は、糖尿病の可能性が高いのでより詳しい検査が必要となります。検査を受ける方の年齢や性別にもよりますが、一般的には5.5%未満が正常値と考えられています。糖尿病だと診断されると、HbA1cの数値を7.0%未満にコントロールすることが治療の目標となります。

HbA1c数値が高いことで考えられる他の疾患

糖尿病以外にもHbA1cの数値が高いことで考えられる疾患には、異常へモグロビン症、甲状腺機能亢進症、腎不全、などがあります。

糖尿病とは

食事を通して摂取した糖分は消化されてブドウ糖になって、血液を通して全身に運ばれ筋肉や臓器、脳などのエネルギーとして使用されます。糖質が血液中でブドウ糖になると、膵臓(すいぞう)でインスリンとういホルモンが分泌され、ブドウ糖を筋肉や臓器がエネルギーとして取り込み、肝臓ではグリコーゲン(貯蔵多糖)が合成されるのを促します。インスリンの役割は、血液中の血糖を素早く処理して血糖濃度を一定に保つ働きをしています。このインスリンの働きが何らかの原因で支障をきたし、血液中のブドウ糖をうまく処理しきれなくなると血糖値が高い状態になります。この血糖値が一定値より高い状態になると糖尿病と診断されます。糖尿病には、原因によって1型・2型に分類されます。

1型は、他の疾患が原因で発症するもので、膵臓の働きに支障がありインスリンを作り出す機能が低下することで起こる糖尿病です。
2型は、生活習慣が原因となるもので、炭水化物、脂質の取りすぎ、運動不足、肥満、ストレス、加齢などが原因となります。もともと日本人はインスリンの分泌機能が弱い傾向があり、日本人の成人糖尿病の約9割が2型の糖尿病と報告されています。

糖尿病の症状と三大合併症

糖尿病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。糖が尿に混ざって排出されますが、進行するとトイレに行く回数が増加し、のどが渇き水分を多くとるようになります。人は、本来は、糖をエネルギーとして活動しますが、糖が尿として排出されるので、たんぱく質や脂肪をエネルギーとして活動するようになるため、体重が減少したり、体が疲れやすくなったりします。さらに糖尿病が進行してくると、血糖が血液中に増加し、全身の毛細血管を傷つけてしまい、糖尿病の3大合併症と言われる糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害を併発する可能性があります。

糖尿病網膜症

眼の網膜の血管は非常に細く(毛細血管)、血液中のブドウ糖が過剰になると(高血糖が続く)毛細血管が損傷し、血管が詰まり変形したり出血したりします。この状態を糖尿病網膜症といいます。進行すると網膜剥離を引き起こすこともあり、失明してしまう場合もあります。

糖尿病腎症

血液中のブドウ糖が過剰になり、全身の動脈硬化が進行し、腎臓の毛細血管が詰まったり破れたりして老廃物をろ過する機能に支障が出ます。この状態を糖尿病腎症と言います。進行すると慢性的な腎不全を起こし、透析治療が必要となります。

糖尿病神経障害

糖尿病神経障害の詳しい原因はわかっておりませんが、高血糖の状態が続いてしまうと「ソルビトール」という物質が蓄積し、神経細胞に障害をきたすと言われています。神経がダメージを受けると主に足の指や裏に痛みやしびれなどの症状が現れます。進行すると神経感覚が鈍くなり、痛みやしびれの感覚がなくなってきます。

糖尿病の治療法

糖尿病になると完全に治す方法はありません。そのため治療は血糖値をコントロールし、合併症を抑制し、健康寿命を延ばしていくことが目的となります。

血糖値コントロールの指標としては、

血糖値の正常化を目指す目標値 HbA1c6.0%未満
合併症を予防するための目標 HbA1c7.0%未満
治療が困難な際の目標 HbA1c8.0%未満

上記は、あくまで一般的な目標値で、患者さんの年齢、健康状態、認知機能などを考慮して個別に目標数値を設定して治療を行います。

薬物治療

血糖値コントロールのために投薬を行います。

食事療法・運動療法

食事は、食物繊維が糖質の吸収を遅らせる働きがあるので、食事の最初にとるようにし、糖質(炭水化物など)を今までよりも減らし、脂質(肉)などは、脂質異常や動脈硬化のリスクを高めるので控えめにし、青魚(DHAやEPAを含む)は血糖値を下げる効果も報告されているので、積極的にとるようにしてください。塩分は、高血圧の原因にもなりますので控えてください。

2型糖尿病では、血糖値を下げるために運動療法が有効です。運動することで、糖をエネルギーとして消費すると血糖が下がります。そのためには有酸素運動が必要で、ウォーキング、ランニング、水泳などをできる範囲で続ける習慣を付けましょう。運動を継続すると、インスリンの働きが良くなって血糖値コントロールもしやすくなります。

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